事務担当の田中です。
この頃マイホームフェスタ出展や、今週末に開催されるTDYフェアへの出展などで社長が作成した雑貨に塗装する機会が増えてきました。
細かいことは気にしない私はついつい大雑把な塗り方で、これも味わい、これぞ趣き、と開き直っているのですが、刷毛で最初の色をのせる時はいつも緊張します。
何もわからずにただ塗るというのも良くないと思い、塗料について私なりに調べてみることにしました。
塗料には「水性」と「油性」があります。
塗料に含まれる成分をおおまかに分けると、「塗膜形成成分」(塗料を乾燥させたあとに皮膜となる)、「顔料」(色を付けるためのもの)、「添加剤」(塗料の性能を調整するもの)となります。
これらの成分が溶け込んでいるものを「溶剤」と呼び、水を溶剤として使用しているものが水性塗料、有機溶剤(いわゆるシンナー)を使用しているものが油性塗料です。
かつては油性塗料が主体でした。その理由は有機溶剤が塗料の成分を安定した状態にしておくのに適していたからです。
しかし近年は技術の進歩により、水を溶剤としても主成分を安定させることが可能になり、水性塗料のほうが主流となってきました。
ホームセンターなどに置かれているペンキの多くが水性塗料となりつつありますが、金属や樹脂などには、水性塗料よりも油性塗料の方が密着性の高い傾向があります。
また、防サビ効果の高いもの、サビの上から直接塗れるもの、酸性雨や塩害への耐性が強いものなど、高耐久性の塗料は油性のものが主流です。
しかし、油性塗料にはデメリットもあります。
① 有機溶剤を使用しているため匂いが強く、内装の塗装には不向き
② 使用後の道具を洗浄するために専用の洗い液、塗料の希釈をする際には専用のうすめ液を使用しなければいけない
③ 可燃性が高いので、保存や使用に注意が必要
上に挙げたことの逆が、水性塗料のメリットといえます。
野外で特に高耐久性の求められる部材などに使用する場合以外では、水性塗料の方が使い勝手がよいかもしれません。
真聖建設で主に使用している塗料はドイツのリボス社のものです。
リボス社の塗料はすべての成分が自然素材で作られていて、主な成分は亜麻仁オイルです。
油性塗料でありながら、子供が舐めたり飲み込んでも安全な玩具の塗料として使われています。
成分が良いため、最初は一般的に使われている油性塗料より割高に感じられるかもしれませんが、リボス社の塗料は粘度が低いためとても塗りやすく、広範囲の面積を塗ることができ、結果として施工面でも安全面でもとてもご満足していただける塗料です。
TDYフェアでは社長が作成し、私たちがリボス社の塗料を使って塗装した雑貨がたくさん並ぶ予定です。
アンケートにお答えしていただいた方に、外れなしのくじでプレゼントいたしますので、ぜひ遊びにいらしてくださいね。